11月26日(月)

    

    今夜はシャンプー隊のお姉さんたちが、

   「絵本読み聞かせ隊」に早変わり。

    「海くん、どの絵本がいい?」 海は、

   「これから、どんな楽しいことが始まるの

   かな?」といった顔つき。

 

 

 

    

     「男の子なんだから、『しょうぼうじどうしゃ、

    じゅぴた』がいい」 ということになり、いよ

    いよお話の始まり始まり〜。ところがなぜか

    海の視線は、絵本よりはるか上方に……。

 

 

 

 

     

      海の視線に合わせて絵本を高く上げたり

     顔に近づけたり離したりと、いろいろ工夫

     してくれました。その誠意が通じて、海も

     やがて絵本の世界に浸っていくように、私

     たちには見えました。

 

 

 

 


                           11月18日(日)

       私学助成運動を中心に活動している、広島

      県ゆきとどいた教育をすすめる会主催の、父

      母と教職員のつどいに参加しました。

       私(敬治)がこの集会に参加したのは「組合

      活動の一環」という意味が強かったのですが、

      一緒に行った由美には別の目的が……。

 

 

         

         写真は、開会挨拶をする尾野昭典修道大学教授。

        小泉首相のすすめる「聖域なき構造改革」によって

        私学助成は削減の危機にさらされています。庶民に

        激痛をしいる構造改革なんて、ごめんです。

 

 

 

 

 

         由美のお目当ては、北星学園余市高校の深谷哲也

        先生の講演。同校は全国から不登校・中退者を受け入

        れ、彼ら一人一人を尊重するユニークな教育実践で知

        られています。

         2年前、理乃が北海道白老町で講演した際、余市高校

        からも多くの参加者があったと聞いていたので、私達に

        とっても親近感が持てる高校です。

 

 

 

        

         講演終了後、深谷先生には由美の近著「海くん、生き

        ててくれてありがとう」を進呈。先生は、記念撮影にも気

        軽に応じて下さいました。

         北星学園余市高校について詳しくお知りになりたい方

        は http://www.netfarm.ne.jp/~hokuseiy/ までどうぞ。

 

 

 

 


                             11月10日(土)

      全国障害者問題研究会(略称、全障研)が主

     催し、年1回開かれる「発達保障講座」が広島

     女子大学で開かれ、海を含めて親子3人で参

     加しました。

 

 

 

      両親が講座で勉強している間、海は保育担

     当の保母さん(正式には”保育士”)と過ごしま

     す。この日はなんと、海一人に4人の保母さん

     が集まってくれました。これは、由美が吸引の

     仕方を説明しているところ。

 

 

      「小春日和なのに、部屋にこもっているのは

     もったいない」ということで、大学に隣接する公

     園へ。紅葉が真っ盛り。

 

 

 

 

      「海くんは、鳩すき?」

 

 

 

 

 

 

      保育室に帰った海は、先生にリハビリ・マッ

     サージをしてもらいました。先ずは膝関節の

     屈伸。

 

 

 

 

      次は肘と手首の関節の屈伸。そして、指の

     ばし。

 

 

 

 

 

      仕上げは、骨盤の両側を手で持って、左右に

     ゆする「金魚体操」。体の緊張が取れ、海の目

     うっとり。

 

 

 

 

      最後に、みんなで記念撮影。

 

 

 

 

 

 

 

      1日目の夜開かれた、夕食交流会。海はミキ

     サーにかけたご馳走で大満足。由美も、「ウー

     ロン茶しか飲まない!」と、最初言っていたもの

     の、「ちょいと一杯のつもり」で飲んだビールで

     上機嫌に。講師の白石先生(滋賀大学)とスリ

     ー・ショット。

 

 

 


 

                                11月3日(土)

 

    今回の東京行きの目的のひとつは、赤旗まつ

    りへの参加。順調に会場の夢の島公園に到着

    したものの、あまりの大きさに車椅子向きの入

    り口が分からず、とんでもない所から入場する

    ことに。しかし、要員の方数人がどこからともな

    く現れ、あっという間に会場へ。

     素晴らしい出会いがありそうな予感が広がり

    ます。

    

    この日、2年ぶりに開かれた赤旗まつりの呼

   びもの大書籍市で由美と理乃がサインセールを

   しました(もちろん海も一緒)。由美はこの催しに

   招待してもらうのを楽しみに、この2ヶ月間頑張

   ってきたのです。2人をはさむ(正真正銘の)文

   化人は、作早乙女勝元さん、山岳写真家の白旗

   史郎さん。こちらがサインするどころか「両側の

   お2人のサインをもらう方が先」と思いながら、サ

   インセール開始。

 

  「前に1人も並んでくれなかったら、どうしよう」と

  いう心配を他所に、2人の前は黒山の人だかり

  (?)に。皆さん、海に暖かい言葉を掛けて下さい

  ました。順 調に盛り上がりつつあったサインセー

  ル。ところが、この後間もなく心配していた雨が

  …。

 

 

 

 

      「薄暗いテントの中はいやだよ」という表情を

     見て、みんなで海をテントの前へ。「あらっ!海

     くんじゃない?」と、たちまち人の輪が。

 

 

 

 

 

 

     まつりの会場から出る時間が未定だったため

     リフトタクシーは予約せず、京葉線を使って宿

     泊所へ。海にとって、首都圏の電車は初体験。

      電車に乗るまで、駅員の方をはじめ、多くの

     人々に協力してもらいました。

 

 

 


 

                               11月5日(月)

  今回の東京行きで、サインセールとならんで楽

  しみにしていたのがディズニーランド。「えーっ、ま

  た?!」って言わないで。なんてったって、由美・海親

  子は来年2月までの”年パス”保持者。わずかな

  機会も見逃しません。

   写真は、車椅子スペースで”サンタのワンダーラ

  ンド・パレード”の到着を待つ、バーバ・由美・海。

 

 

 

これが”サンタのワンダーランド・パレード”だ!

 

   パレードを見終わって、「さあ、お昼ご飯だ!」。

  ところがどこも一杯。結局、テイクアウトを持ち寄

  って食べるテーブル・コーナーへ。

   海「ああ、面白かった!今度はどこ行くの?」

  昼食後(海は、エンシュア注入)一休みした私たち

  は、シンデレラ城前の車椅子エリアへ。昨日から

  始まったビッグショー、”クリスマス・フォー・ユー”

  を見るためです。

 

 

おとなも夢中になる”クリスマス・フォー・ユー”    

 

   医学的には「植物状態」とされる海は、体全体で

  ショーを楽しんでいます。ステージから100m以上

  離れているのに、あたかも最前列で見ているよう

  な目の輝きが、それを物語っています。

   こんな表情の海を見ると、「来てよかった」、「ま

  た来たい」と思うのです。

 

 

 

  

 

 ショッピングを楽しむ人たちで溢れるワールド・バザール。そのど真ん中に

すえられた大クリスマスツリー。その前で、退園前の記念撮影。

      

「じゃまたね、ミッキー」

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